ばったりあった家庭教師

私が高校生のときに家庭教師をお願いしていた。みんなと一緒じゃついていく自信がなかったからだ。でも、家庭教師は家にやってくるのでやりたくない時も逃げ場がなくて嫌だった。それから高校を卒業し、私は専門へ行き、その後大学へ編入したときに出会ってしまった。その先生は当時もう社会人ではあったのだが、同じ年に医学部へ入学していて、たまたま同じ授業をうけていた。
塾は今乱立しています。他の塾と同じことをしていては淘汰されてしまいます。塾講師はいろいろと頭をひねって生徒と保護者を満足させる術を考えなければいけません。そこで私が考えたのは早朝特訓です。試験の当日の朝、塾に生徒を呼んでテスト対策をしてから学校に送り出すという企画をしました。これがとても好評でした。塾講師はだいたい午前中は寝ていて夕方から活動するのですが、テストの日は早起きしなくてはならず、自分で企画したもののとてもつらかったです。
 ◇湯浅誠氏
 反貧困ネットワーク事務局長で内閣府参与の湯浅誠氏が25日、東日本大震災を踏まえた「岩手のこれからのくらしと復興格差を生まない被災者支援」と題した講演会を盛岡市のアイーナで開いた。来場者約100人に「支援制度から漏れた闇にいる人々に光をあてる切れ目ない支援が必要だ」と訴えた。
 湯浅氏は「震災は五重苦と言われるが、その前からある貧困や自殺など社会的課題を足すと十重苦ぐらいになる」と指摘。「困っている人の何らかのサインを受け止め、一人一人が能力を発揮できる社会を」と述べた。
 講演は、長期失業者の職探しや生活困窮者の自立を手助けする個別相談支援制度「パーソナル・サポート・サービス」や被災者の生活再建に関心をもってもらおうと、NPO法人いわて生活者サポートセンターが催した。【狩野智彦】

6月26日朝刊

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 ◇パリのユネスコ委員会参加者ら
 【パリ福原直樹】「日本人は震災に直面し素晴らしい行動で、我々に手本を示してくれた」。「平泉」の世界遺産登録を審議するパリのユネスコ(国連教育科学文化機関)の委員会で、各国の参加者らは口々にそう語った。「無論、『平泉』登録は客観的評価の結果だ。世界遺産の価値は十分にある」。参加者らはそう話す一方、「会議場には(各国の)日本への連帯のシグナルがある」と語った。
 「『平泉』は素晴らしい候補だ」。パリ中心部のユネスコ本部。会議場わきで、ベトナムのチャウ特命大使が話した。「『平泉』は、仏教の極楽浄土の考え方や、日本の宗教的な生活様式を見事に体現している。世界遺産登録は当然のことだ」
 大使はこうも強調した。「震災に直面した日本人の勇気と、その回復力に敬意を表する。それは我々に『手本』を示した。会議場には危機を乗り越えようとする日本への連帯のシグナルがある」
 一方、イタリア文化省の世界遺産担当、ギド局長は、「日本が世界遺産の登録レベルを高めている」と発言。「平泉」など、日本が世界遺産を申請する際、いかに「高い水準」を守っているかを評価した。局長はまた、「『平泉』の登録は、日本にとって、回復への大きな原動力になるのでは」とも話す。
 22日にフランス入りした達増拓也知事は仏政府関係者との会合などで「平泉を『復興の象徴』に」と訴えてきた。これに対し、ユネスコの元幹部として、長く世界遺産を担当してきたラムジ氏(エジプト)は「知事の意見に賛同する」と発言。「日本は世界遺産を発展させるリーダー的存在だった。『平泉』が復興に一役買えばうれしい」と話した。
 「平泉」の交渉を行うパリの日本政府高官は、「『平泉』の評価が高いのは、各国への説明の仕方を分かりやすくしたのが一因だと思う」と発言。一方で、「会議場では参加者からの日本への連帯意識を感じる」と話している。
 ◇役場で吉報待ちわび
 世界遺産を目指す「平泉の文化遺産」は、25日夜にパリで開かれている世界遺産委員会で審査され、遅くても26日未明には登録の可否が決まる見通しだ。当初の予定より審査が大幅に遅れており、地元の平泉町役場では担当者らが吉報を待ちわびた。登録が決定すると、東日本大震災で被害を受けた県内の被災地にも大きな希望を与えそうだ。
 町によると、24日夜にも決まると想定していたが、既に登録されている世界遺産の保全状況審査に時間がかかり、「平泉」を含む新規登録物件の審査が遅れているという。
 結局、新規物件は日本時間の24日午後6時ごろから始まった。審査は自然遺産8件、複合遺産3件、文化遺産24件の計35件で、この日は10件が終了。審査は25日もあり、「平泉」は13番目に予定されている。
 「平泉」は、ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)で、柳之御所遺跡の除外を条件とした登録を勧告しており、世界遺産登録は確実とみられている。【湯浅聖一】

6月26日朝刊

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 宮古市の景勝地、浄土ケ浜で25日、市内の環境保護団体「ダイブネット宮古」のダイバーらが震災の津波による魚への影響やがれきなど海底の状況を調査した。少しずつながら環境が戻っているのが確認されたという。
 高校生を含むダイバー5人が最大水深14・5メートルの海底に潜り、水中カメラで撮影した。コンクリート製の魚礁にはウニのほか、タナゴやアイナメなどの魚類もいた。天然ワカメも見えたという。
 代表の山本敬久さんは「1週間前の調査よりも大きい魚が見られ、魚礁への寄りつき具合も良かった。トタンなどのがれきもあったが、環境は改善されてきている」と話した。【鬼山親芳】

6月26日朝刊

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